
自作の梅酒に変化が出る頃。
駆け足で去った梅雨の後に来たのは、信じられないくらい暑い夏。
そんな夏も少し遠くなり、季節の移ろいを感じている次第ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年に漬けた梅酒もそれだけの時の流れを経て、
少しずつ色づいてきたのではないでしょうか。
1年くらい漬け込んだ方が美味しくなる。
もう飲めそう。
早く飲んでみたい。
と、思うのも当然だとは思いますが、
ここは誘惑に負けず、ぐっとこらえるのがオススメ。
梅酒は仕込んで3ヶ月くらいで飲んでも、
そこそこ味わいがあるのですが、
できれば1年寝かすのがベターです。
やっぱり美味しい状態で飲むのが一番いいと思うのです。
果報は寝て待てというやつですね。
新しい果実を漬けてみよう。
でも、我慢して待っているだけじゃおもしろくない。
梅酒を自作する経験されている方ならその過程も含めて
楽しまれたと思いますし、なおさらだと思います。
やっぱり手を動かして美味しいものを作るのは楽しいですから。
だからオススメは、旬を迎えている果実をお酒につけ、
新たな果実酒を作るという作戦。
梅がなければ、他の果実を漬け込めばいいじゃん。
という発想です。
天国のマリーアントトワネットも賛同してくれることでしょう。
ちなみに私は、パイナップルとゴーヤで。
私は夏に旬を迎えるパイナップルとゴーヤを使ってお酒を作ってみました。
レシピは基本梅酒と同じ。

氷砂糖と、果実の重量は、大体半々。
熱湯やアルコールで消毒したビンに、
果実→小売砂糖→果実→と交互に重ねて、あとはお酒を注ぐだけ。
注ぐお酒はホワイトリカーが一般的ですが、
今回、パイナップルの方は、
果実酒の仕込み用に作られた日本酒(富久錦)を使いました。

ゴーヤの方は、ジンを使いました。
カンパリみたいに苦くて美味しいお酒になって欲しいものです。
これらは梅酒と違って、3ヶ月ほどで飲み頃が来るようなので、
待ち時間は短めです。
オールシーズン自作の果実酒を楽しめる生活。
もし、季節ごとの旬な果実を漬けてお酒を作ることが出来たら、
来年はオールシーズン自作の果実酒を楽しむこともできます。
梅が終わっても次の果実酒が待っているから、
せっかく漬けた梅酒が少なくなってきたなあ。
次のシーズンまで待たないといけなくなるなあ。
なんて心配もしなくていいのです。
というわけで、梅酒を漬けるように、
旬の果実を使ってお酒を作ってみるのはいかがでしょうか。
生活に新しい喜びを与えてくれるのも、
また良きですよ。


〈プロフィール〉
この記事を書いた人:TAMUUU
お酒大好きです。特に週末のお酒はより好きです。
お酒の場も大好きです。
いろんな目線で、梅酒や和リキュールの魅力を伝えられたらと思っております。