今回の梅しゅきは、月ヶ瀬の梅原酒×吉田勝美ガラス緑盃というペアリングのご提案。梅の花にうぐいすが鳴くおめでたい絵柄のラベルが目を引くこだわりの本格梅酒と、高級感となじみのよさをあわせ持つガラスの盃が、テーブルをはなやかに彩ります。
ラベルの世界にとけこむ緑の盃
「月ヶ瀬の梅原酒」は、奈良の八木酒造が手がけ、原料に奈良県の名勝「月ヶ瀬梅林」の青梅を使っているレアな梅酒。日本酒ソムリエ協会主催の「ロンドン酒チャレンジ」で、2019年本格梅酒部門金賞にかがやいた実力派です。
八木酒造の自慢の焼酎をベースに、アルコール度数は20度と高め。梅のジューシーな甘みを表現するため割水をしないで瓶詰めされているので、まずはストレートで香りをたのしみながら。それから氷をひとつプラス、ちょっとロックで味わいの変化をたしかめてください。
この梅酒のおいしさをひきたたせるのは、口にふれたときにやさしい丸口のグラスでしょう。そこで、硝子工芸作家・吉田勝美のガラス盃をえらびました。繊細な柄がほどこされつつ、手になじむ形。はなやかに梅酒を演出してくれます。
新春のはれやかな雰囲気に…
ラベルに描かれた梅とうぐいすは花札の絵柄。もし花札を知らないひとが見たとしても、和風のかわいらしさが感じられるのでは?白地に赤とうぐいすの緑が映える「月ヶ瀬の梅原酒」に、ガラス器の盃を添えると文句なしにテーブルをはなやかにしてくれます。盃が森のイメージを広げているようで、そこに遊ぶ一羽のうぐいす…。さりげなくお祝いムードをかもしだしてくれる風流な組み合わせです。特別な日に飲みたい、特別な梅酒。
こちらの梅酒と盃がぴったりなのは、年末年始のひととき。「おめでとう」「いつもおつかれさま」の気持ちをこめて。料理やおつまみは、もちろん和食で。色合いを加えたいときにどうぞ。
まとめ
花札の梅とうぐいすのラベルがすてきな「月ヶ瀬の梅原酒」。そして、丸みがやさしい口あたりの吉田勝美ガラス緑盃。がんばりすぎずにはなやかなテーブルをつくりだせる抜群のコンビネーションです。この組み合わせで、ぜいたくに名勝の青梅をつかった濃厚な梅酒を、気どらないお祝いの時間にぜひ味わってみてください。