白くてとろとろの甘くてすっぱい食べ物といえば、ヨーグルトですよね。
その酸味はヨーグルトをさらに爽やかに感じさせ、牛乳よりはるかに栄養価の高い食品として親しまれています。
さらに、食前にヨーグルトを食べることによって血糖値の急上昇を抑える効果や、空腹時のカルシウム吸収率が高いことから健康面においても効果を発揮する優秀な発酵食品です。
今回は、優秀発酵食品であるヨーグルトをお酒で割り、どんな食事とペアリングできるのかを検証してみました!
今回使用したヨーグルトは、西山酒造の「甘酒ヨーグルト」。
甘酒による甘みをプラスすることで、酸味との調和が美味しい自然食品のヨーグルトです。
甘酒ヨーグルト × ブランデー梅酒
甘酒ヨーグルトに合わせてみるブランデーは、梅酒時間でも何度か紹介させていただいている「エビス梅酒」。
甘酒ヨーグルトにちょっぴり加えることで、20年の梅の深い甘みをほのかじんわりと感じ、味わいはヨーグルトの酸と甘酒・梅の甘みが優しく感じる一杯です。
そんな一杯には、ローストビーフ!ジューシーなお肉にこってり濃厚な味噌ソース。
なかなか濃厚な一品なので、梅酒が負けてしまうのではないかと思いましたが… 。
味噌ソースの甘さとヨーグルトの甘みがほどよい!
ローストビーフの濃厚な肉の旨味と、味噌ソースの濃厚さに引けを取らない旨味と深み!
確かに、ヨーグルトがとろっとしてる分重いのかと思いきや、コクがあり濃厚ソースのローストビーフにリンクしていてとっても相性がいいペアリングに仕上がっています。
素材の濃淡や味のコクの共通点がお互いに良きバランスを保っているので、オススメの組み合わせです。
甘酒ヨーグルト × にごり梅酒
こちらの「とろとろの梅酒」は、梅をそのまま絞ったかのような純粋な梅の酸や甘みを感じ、梅酒の濁りとヨーグルトにより酸味と甘みが丸く感じられる一本。
そんな梅酒と合わせたいのは、「ローストポテトと、ふないいクリーム」。
ふな飯(鮒寿司の周りに漬ける米)のしょっぱさと梅酒と甘酒ヨーグルトの甘みがどんなハーモニーを奏でるのか…。
ふないいクリームめちゃくちゃ美味しい!
サワークリームの乳製品とジャガイモの甘さ、飲み物とのバランスがぴったり。
ふないいの深い酸味と梅酒の爽やかな酸味、そこに合わさるポテトのホクホクとした甘さとヨーグルトのほんのり感じる甘み。
なんの違和感もなくスッキリ楽しめる一品に仕上がっています。
甘酒ヨーグルト × 黒糖梅酒
こちらは「黒糖にごり吟醸梅酒」という黒糖メインの梅酒です。
単体だと個性感じる酸・黒糖の甘み・渋みも、ヨーグルトと合わせることでキャラメルのような香り立つ甘すぎないゴクゴク飲めてしまう飲み物へ変身します。
そんな一杯に合わせるのは、「酒粕アイス醤油麹添え」!
食後のデザート時間におすすめのペアリング。
これは、梅酒と合わせる中で一番美味しい…!
黒糖梅酒のクセと醤油麹のクセがマッチし、それをアイスとヨーグルトで繋げるスタイル。
それぞれ単体だとバラバラな味ですが、お互いの良さをうまく引き立てあう絶妙な組み合わせです。
まとめ
様々なペアリングの形を見ることで、合わなさそうなもの同士でも合わせてみるとお互いの魅力を引き出すことができる、そんな可能性を発見した回でした。
酒は百薬の長なんて言いますが、ヨーグルトと楽しみながら過ごすことで、健康的なお酒時間になるのではないでしょうか?
新たなヨーグルトドリンクを探す旅はまだまだ続きます!