絵本「そらいろのたね」を読んでみよう。
・・・・ーー-ーー
そらいろのたね。
ゆうじくんが狐にもらったそらいろの種を植えると、
そらいろの大きなおうちが育って、森のみんなとワイワイパーティー。
その様子を狐が見つけ、ぼくの家だ!とみんなを追い出す。
すると家はますます大きくなって、ついにバラバラと崩れおち、
跡形もなく消えてしまいましたとさ。
ーー-ーー・・・・
イラストがメインである絵本からシンプルに当たり前のことを学ぶのは今や、子どもだけではありません。
オトナになって絵本を手にとり、読んでみると学ぶことは多いのではないでしょうか。
この「そらいろのたね」は、自分があげた“たね”によって、自分ではない人が得をした時にそれは自分があげた”たね”=その後の得も自分のもの、だから他人には渡さないというもの。
まあ、結局そのおうちはバラバラになってしまったのですが・・・。
この物語から分かるのは、「なるほど。やっぱり、独り占めはいけないよね。」ということ。
絵本の中のキツネ、といえども、なんだか人間にも見えてくる。
そんな想像も、絵本の楽しいトコロ。
狐はいつも悪い役なの?
ふと、この絵本の中で思うことが。
【物語の中で、どうして“キツネ”はいつも悪い役なの?】
たしかにキツネはなんだかいつも人を騙したり貶めたり、そんなイメージですよね。
本物のキツネは人を騙したりしないとは思いますが、ではどうして、キツネに対して良くないイメージがついたのでしょうか。
実は、日本の昔話でキツネが悪役の話はあまりないのです。
古来、キツネは肉食であるが故に、ネズミなどの害獣を狩ってくれる存在として神聖化されてきました。
そう思えば、たしかに稲荷神社などもキツネを祀っていますよね。
では、そんな神様が、どうして悪者に?
諸説あるものの、キツネが悪役で使われるようになったのは、「イソップ童話」の影響と言う説が濃厚なんだとか。
人が狩った獲物を横取りしてしまうため、ずる賢い悪者という印象が生まれたそう。
害獣を狩ってくれる神様と崇められていたのに、
今では悪役といえばキツネ、と言っても過言ではない、そんな印象。
人間の都合で崇められたりけなされたり…。
そんなことでは、キツネも
「どうせ、人間に信仰されたところでしょうがない。不味いお揚げなんていらないよ。」
と、嘆いているかもしれません。
そう、”すっぱい葡萄”のキツネのように…。(わからない人は、イソップ童話を調べてね。)
すっぱい葡萄といえばこれ
そんなキツネにまつわる疑問を紐解いた後、飲んでいただきたいのは”酸っぱい葡萄”の梅酒です。
河内ワインの福梅シリーズ、”弁天福梅 葡萄仕込み”。
弁天福梅は、ブランデーベースの深みのある梅酒に、河内ワイン園でとれたブドウを入れて仕込んだ葡萄梅酒です。
ワイナリーならではの強みを活用したリキュールが出来ないか、という想いから試行錯誤して生まれたのが弁天福梅なんだとか。
ブドウ果汁と梅酒をブレンドすることによって、福梅史上最も上品で華やかな味わいに仕上がっています。
この究極のコラボは是非冷やしてストレートでいただくのがオススメ。
昼下がり、絵本を読みながら小さめのグラスで楽しんでもいいかもしれませんね。
まとめ
この梅酒が甘酸っぱいのは、梅の酸味とキツネの酸味、どちらのせいなのでしょうか…。
オトナになって読む絵本、休日にゆっくり梅酒を味わう時間。
ぜひキツネの気持ちになって、お飲みください。