2021年3月25日

梅酒蔵めぐり大人旅【近畿編】

梅酒蔵めぐり大人旅【近畿編】

梅酒好きなら、いつかはやってみたいのが「梅酒の酒蔵巡り」酒蔵見学から梅酒づくり体験まで、近畿で楽しめる梅酒にまつわる施設を集めてみました。

残念ながら記事公開時点では一時休止中の施設も多いのですが、落ち着いたら、ぜひ行ってみてくださいね。

見学ができる!梅酒酒蔵-近畿編-

近年、人気を集めるビール工場見学や酒蔵見学。梅酒好きなら、梅酒をつくる酒造会社の酒蔵を見てみたくありませんか?
近畿地方で梅酒をつくる酒造会社のうち、酒蔵が見学できる施設をご紹介します。

ハクレイ酒造株式会社(京都府宮津市)

※2020年12月時点で見学受け入れは休止中です

天保3年(西暦1832年)創業、江戸時代より続く丹後由良の伝統ある酒蔵「ハクレイ酒造」。蔵の眼前にある大江山連峰由良ヶ岳中腹、不動の滝の湧き水で仕込まれた銘酒がそろっています。

酒蔵ならではの日本酒の利いた梅酒が好評で、梅の実は京都府産、甘味料も氷砂糖でなく果糖を使うというこだわりぶり。定番となっている「酒呑童子・京梅酒」のほか、熟した梅果実をすりおろし、蜂蜜を使って飲みやすくした「完熟にごり京梅酒」も人気です。

  • 住所:京都府宮津市字由良949
  • 電話:0772-26-0001
  • FAX:0772-26-0123
  • SNS:https://www.facebook.com/hakurei0001/
  • 見学/体験内容:江戸時代建造の酒蔵「天保蔵」案内・出来たてのお酒や梅酒などの試飲
  • 所要時間:約30分
  • 予約方法:電話・FAX・公式HP予約フォームより
  • 受付:訪問日2日前以前の平日17時まで9:00~17:00(最終入館16:30)
  • 定員:2名以上最大40名(※2020年12月現在一時的に最大8名までに制限)
  • 費用:無料 ※希望者に300円(天の蔵カップと盃又はぐい呑付/税込)のお土産用意
  • 見学/体験スケジュール:9:00~17:00(最終入館16:30)
  • 見学/体験時期:毎週水曜日と年末年始(12月31日~1月4日)は休業
  • 感染症対策:見学は当面最大8名まで(8名以上の場合は2つ以上のグループに分かれるなどの対策で可能)
  • 酒造見学・体験ページ:https://www.hakurei.co.jp/sightseeing/

梅乃宿酒造株式会社(奈良県葛城市)

明治26年(1893年)創業、葛城山と二上山の麓で大和の地酒をつくり続けてきた酒蔵「梅乃宿酒造」。こちらでは、日本酒の酒蔵見学や気軽な梅酒づくりの体験ができます。

スタンダードな梅酒には、梅乃宿の日本酒に西吉野産の青梅と完熟梅の両方がたっぷりと漬けこまれています。1瓶あたり約18個分の梅の果肉がブレンドされた「あらごし梅酒」もおすすめですよ。

  • 住所:奈良県葛城市東室20
  • 電話:0120-713-550
  • Eメール:umenoya-main@umenoya-honpo.com
  • SNS:https://www.facebook.com/umenoyado/
  • 【酒蔵見学】
    • 見学/体験内容:蔵見学(清酒製造工程のみ)・試飲(日本酒・梅酒を含むリキュール類)
    • 所要時間:約60分
    • 予約方法:電話・Eメール・公式HP予約フォームより
    • 受付:5日前まで
    • 定員:1名~15名(団体は応相談)
    • 費用:500円(1名あたり・税込)※お土産(お猪口1つ又は店頭ガチャガチャ1回)付き
    • 見学/体験スケジュール:10:00~11:30/13:30~16:00の間で実施
  • 【梅酒体験】
    • 見学/体験内容:好みの素材を選びオリジナル梅酒を気軽に作れる
    • 所要時間:50~90分
    • 予約方法:電話・Eメール・公式HP予約フォームより
    • 受付:訪問日の5日前まで
    • 定員:2名~15名(団体は応相談)
    • 費用:2500円(1名あたり・税込)
    • 見学/体験スケジュール:10:00~11:00/13:30~15:00の間で実施
  • 見学/体験時期:店舗営業日 ※日曜・祝日・7月8月の土曜日休業・その他不定休あり
    ※内容によっては蔵内案内不可の場合あり(主に12月~2月)
    ※お酒造りは11月~5月まで
  • 感染症対策:社員・スタッフの健康管理徹底 来館者のマスク着用・手指の消毒必須
    37.5℃以上の発熱・咳や喉の痛みなどがある人は入館不可
    ※状況によっては中止となる場合があります
  • 酒造見学・体験ページ:https://www.umenoya-honpo.com/

中野BC株式会社「なかのの酒蔵」(和歌山県海南市)

※2020年12月時点で見学受け入れは休止中です

昭和24年(1949年)に醤油醸造蔵として創業し「うめ原料事業」JAS格付実績では日本一のシェアを誇る「中野BC株式会社」。上質な和歌山産南高梅のみを使用し、毎年6月6日の「梅の日」に初仕込みを開始、12月の第1金曜日には中野梅酒ヌーボーが解禁されるなど、和歌山においても代表的な梅酒の酒蔵です。

酒蔵見学コースでは、酒造りの工程などはもちろん、3000坪もある日本庭園を散歩できるのも魅力のひとつ。体験コースでは、地元の梅酒メーカーだからこそ用意できる、収穫したてを冷凍保存した大粒の紀州南高梅の実でマイ梅酒をつくれます。

  • 住所:和歌山県海南市藤白758-45
  • 電話:0120-050-609
  • FAX:0120-017-269
  • SNS:https://twitter.com/nakanoBC
  • 【酒蔵見学コース】
    • 見学/体験内容:日本酒造りの櫂入れ体験・本格梅酒の見学
    • 所要時間:
    • 予約方法:電話・公式HP予約フォームより
    • 受付:訪問日2日前の16時まで
    • 定員:
    • 費用:無料(一部有料)
    • 見学/体験スケジュール:9:00~17:00
  • 【梅酒漬け込み体験コース】
    • 見学/体験内容:梅酒・梅シロップ漬け込み体験
    • 所要時間:約60分(見学含)
    • 予約方法:電話・公式HP予約フォームより
    • 受付:訪問日2日前の16時まで
    • 定員:2~25名
    • 費用:【梅酒】2000円【梅シロップ】1500円(1名あたり・税別)
    • 見学/体験スケジュール:第1回 10:00 第2回 13:00
  • 見学/体験時期:毎週月曜日は定休(祝日の場合は翌日休業)
  • 感染症対策:入場時の検温・体調に異常がある場合は入場不可・マスク着用・アルコールでの手指消毒・酒蔵工場内見学案内および長久邸への入館は一時休止中・予約受入人数制限あり
  • 酒造見学・体験ページ:http://www.nakano-group.co.jp/tour/reserves/plan/ja
  • その他:梅酒づくりと梅シロップの混合体験は不可

体験ができる!梅酒酒蔵-近畿編-

梅酒酒蔵巡り

酒蔵見学だけでなく梅酒体験ができる施設もあります。20歳以上、ドライバーは不可などの条件が定められていることが多いため、予約前にご確認ください。

梅体験専門店「蝶矢」京都店(京都市中京区)

言わずと知れた日本を代表するリキュール企業であり梅酒の先駆者でもある「チョーヤ梅酒株式会社」が運営する梅体験専門店です。

梅5種、砂糖5種、お酒4種の中から好みの素材を選び、自分だけのオリジナル梅シロップや梅酒がつくれる「蝶矢梅キット」を使って手軽な梅体験ができる施設で、キットを持ち帰って家でつくることも可能です。年間約18,000人が訪れる人気の施設で、梅酒体験をしてみませんか?

  • 住所:京都市中京区六角通堺町東入堀之上町108 CASA ALA MODE ROKKAKU 1F
  • 電話:
  • SNS:
  • 見学/体験内容:好みの梅・砂糖・お酒を選び自分だけの梅シロップや梅酒づくりを体験
  • 所要時間:30分~45分
  • 予約方法:公式HP予約フォームより
  • 受付:訪問日2週間前の午前0時~訪問当日午前9時まで
  • 定員:6名(それ以下でも人数制限の場合あり)
  • 費用:450円~4830円(ボトルサイズや素材など条件により異なる)
  • 見学/体験スケジュール:10:00~18:00
  • 見学/体験時期:不定休(年末年始・夏季休業あり)
  • 感染症対策:各回の入店人数を制限・入口と窓の開放・アクリルシールド利用・距離確保・商品や金銭の受渡方法変更・検温実施・随時の手洗い消毒実施
  • 酒造見学・体験ページ:https://kyoto.choyaume.jp/
  • その他:梅酒づくり体験は20歳以上限定・20歳未満は梅シロップづくり体験となります

中田食品株式会社「紀州梅の里なかた」(和歌山県田辺市)

※2020年12月時点で見学および体験、ギャラリーの受け入れは休止中です

明治30年(1897年)に米穀商「中田商店」として創業された「中田食品」。大正時代には梅干加工業をスタート、梅酒製造は平成になってからですが、こちらも紀州では代表的な梅酒の酒蔵です。柚子梅酒や黒糖梅酒、蜂蜜梅酒にスパークリング梅酒など豊富なラインナップがそろっています。

約11,500坪の敷地内に梅干と梅酒、それぞれの工場直売店「紀州梅の里なかた」があり、こちらで梅酒づくりの体験ができます。市場に出回っている青梅にくらべてフルーティーな香りと味が特徴の産地ならではの雑味のない梅酒づくりができ、試飲も楽しめます。

  • 住所:和歌山県田辺市下三栖1475
  • 電話:0739-22-2858
  • SNS:https://www.facebook.com/nakatafoods/
  • 見学/体験内容:完熟梅酒手づくり体験
  • 所要時間:30~40分
  • 予約方法:電話
  • 受付:訪問日の前日まで
  • 定員:10名
  • 費用:1200円(1名あたり・税別)
  • 見学/体験スケジュール:午前・午後の1日2回(詳細は電話にて)
  • 見学/体験時期:年中無休 9:00~17:00
  • 感染症対策:梅干工場見学、梅酒・梅シロップ手づくり体験、ギャラリーについては一時休止中
  • 酒造見学・体験ページ:http://www.nakatafoods.co.jp/shop/taiken.html#con1
  • その他:梅酒づくり体験は20歳以上限定

株式会社梅翁園「梅干館」(和歌山県日高郡)

紀州南高梅干の販売で有名な「株式会社梅翁園(ばいおうえん)」。ほどよく熟した紀州産南高梅を、じっくり熟成させた「紀州南高梅酒」が人気です。

その梅翁園が運営する「梅干館」では、梅干工場の見学や梅干や梅酒、梅シロップの手づくり体験ができます。梅酒体験教室では、日本酒・焼酎・ブランデーと、3種のお酒をベースにした梅酒づくりができ、利き梅酒セットが持ち帰れます。

  • 住所:和歌山県日高郡みなべ町山内1339
  • 電話:0739-72-2151
  • SNS:https://twitter.com/baiouen
  • 見学/体験内容:簡単な梅酒づくり体験教室・3種のベース酒を使い利き梅酒セットをつくる
  • 所要時間:約30分
  • 予約方法:電話・公式HP予約フォームより
  • 受付:訪問日の前日まで
  • 定員:1~10名(10名以上は応相談)
  • 費用:2000円(1名あたり・3種梅酒持ち帰り込み)
  • 見学/体験スケジュール:第1回 10:30~ 第2回 14:30~
  • 見学/体験時期:通年
  • 感染症対策:検温・手指アルコール消毒実施・マスク着用(近距離での接客の場合はフェイスシールド着用)・レジカウンターに透明ビニールカーテン設置・店内アルコール消毒・試食試飲の中止・入館時マスク着用、アルコール消毒のご協力お願い(37.5℃以上入館不可)・座席は横並びで距離確保・体験会場での手袋着用・換気・サーキュレーター使用・毎回体験終了後にアルコール消毒・人数制限
  • 酒造見学・体験ページ:http://www.nakano-group.co.jp/tour/sakagura/umeshu/ja
  • その他:梅酒づくり体験は20歳以上限定
梅酒時間スタンプ(わくわくっ)

まとめ

近畿地方で梅酒をつくるさまざまな酒蔵のうち、蔵見学や梅酒体験ができる施設をご紹介しました。梅収穫では全国でも圧倒的なシェアを誇る和歌山をはじめ、梅酒好きなら気になる施設ばかりです。手づくり梅酒未経験で不安という人は、こうした施設の体験を利用されてみてはいかがでしょうか?

感染症が落ち着いたら、ぜひ近畿地方の酒蔵巡りをして、見学や体験を楽しんでみてくださいね。