2021年2月24日

梅の名所・梅まつりのオススメ11選【関東編】

梅の名所・梅まつりのオススメ11選【関東編】

まだまだ寒さが厳しい日もあるなか、ふとした瞬間に梅の香りがただよってくると、春の訪れを感じますね。
関東では2月初旬頃から3月初旬頃に梅の花の見頃を迎えます。
そこで今回は、関東の梅の名所・梅まつりの情報をまとめてご紹介します。

東京都でおすすめの梅の名所5選

まずは、都会のオアシスともいうべき、東京の梅の名所を紹介します。

【八王子市】木下沢梅林

梅の名所 木下沢梅林

都心からのアクセスが良く、登山・ハイキングスポットとして人気の高尾エリア。
裏高尾の旧甲州街道沿いは「高尾梅郷」と呼ばれ、複数の梅林が点在しています。
その中でもとくに有名なのが、「木下沢梅林」です。
1,400本もの紅梅・白梅の木が山肌に連なり、紅白の花が一面に咲き誇る開花の時期は圧巻です。

毎年3月には「高尾梅郷梅まつり」が開かれ、木下沢梅林はその開催時期に合わせて園内が開放されます。
梅をながめながら、園内のトレッキングコースを散策できますよ。

  • 住所:東京都八王子市裏高尾町
  • 開花時期:3月上旬〜3月下旬
  • 営業時間:高尾梅郷梅まつりの時期に合わせて園内を開放(毎年3月)
  • 料金:入園無料
  • アクセス:JR高尾駅北口から小仏行きバスで「大下(おおしも)」下車 徒歩7分
  • 公式HP:https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kankobunka/002/003/p003404.html

【立川市】国営昭和記念公園 ※臨時休業中

梅の名所 昭和記念公園

立川市、昭島市にまたがる「国営昭和記念公園」は都内屈指の広さを誇る、まさに都会のオアシス。
多彩な植物や花を楽しめる公園としても有名で、早春の梅から、桜、あじさい、ヒマワリ、コスモス、サザンカなど、1年を通じて多彩なお花が出迎えてくれます。

梅は花木園梅園や日本庭園前、こもれびの池周辺など、公園内のいくつかのエリアで楽しむことができます。
園内散策がてら、巡ってみてはいかがでしょうか。

  • 住所:立川市緑町3173
  • 開花時期:2月上旬~3月下旬
  • 営業時間:3月1日~10月31日 9:30~17:00、11月1日~2月末日 9:30~16:30、4月1日~9月30日の土・日・祝 9:30~18:00
  • 休園日:年末年始(12月31日・1月1日)および1月の第4月曜日とその翌日
  • 料金:大人(15歳以上)450円・小人(小・中学生)無料・シルバー(65歳以上)210円※みどりの文化ゾーンは無料
  • アクセス:

 あけぼの口
 JR中央線・立川駅より 徒歩約10分・多摩都市モノレール・立川北駅より徒歩約8分
 立川口
 JR中央線・立川駅より 徒歩約15分・多摩都市モノレール・立川北駅より徒歩約13分
 西立川口
 JR青梅線・西立川駅より徒歩約2分
 昭島口
 JR青梅線・東中神駅より徒歩約10分
 玉川上水口
 西武拝島線・武蔵砂川駅より(残堀川緑道経由)徒歩約25分
 砂川口
 西武拝島線・武蔵砂川駅より徒歩約20分

【府中市】府中市郷土の森博物館

梅の名所 府中市郷土の森博物館
@http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/hanagoyomi/index.html

府中の歴史や民俗を学ぶことができる、「府中市郷土の森博物館」
早春を迎えると、太宰府天満宮から贈られた紅白の梅をはじめ、梅酒でもお馴染みの白加賀や、月影、紅千鳥など約60種1,100本が次々と花を咲かせます。
敷地内には江戸時代から昭和初期の復元建築があり、梅と相まって趣ある風景を演出しています。

梅の全体的な見頃は2月中旬ごろ。
この時期は「郷土の森 梅まつり」が開催されています。
プラネタリウムもあるので、家族とのおでかけにもぴったりです。

  • 住所:東京都府中市南町6-32
  • 開花時期:2月中旬頃
  • 営業時間:9時~17時(入場は16時まで)
  • 休館日:月曜日と年末年始(12月29日から1月3日)※月曜日が祝日に当たるときはその翌日が休館日
  • 料金:博物館入場料 大人300円・中学生以下150円
  • アクセス:

 武蔵野線・南武線府中本町駅より徒歩20分
 京王線・南武線分倍河原駅より徒歩20分
 西武多摩川線・是政駅より徒歩20分

【大田区】池上梅園

梅の名所 池上梅園

下町情緒あふれる池上にある「池上梅園」は、丘陵斜面等を利用した閑静な庭園です。
区の花である梅30種が、春の訪れとともに丘陵を彩り、一帯には芳醇な梅の香りに包まれます。

2021年は残念ながら中止となってしまいましたが、梅が見頃の時期には、例年夜間のライトアップも行っているそうです。

  • 住所:大田区池上二丁目2番13号
  • 開花時期:2月~3月
  • 営業時間:午前9時から午後4時30分(入園は午後4時まで)
  • 休園日:2月・3月を除く月曜、年末年始(月曜日が休日の場合は次の平日)
  • 料金:大人(16歳以上65歳未満)100円・小人(6歳以上16歳未満)20円
  • アクセス:
    東急池上線・池上駅より徒歩約20分
    都営地下鉄浅草線・西馬込駅より徒歩10分
  • 公式HP:https://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/park/ikegamibaien.html

【文京区】湯島天神

梅の名所 湯島天神

東京都心の梅の名所として名高い「湯島天神」
境内には天神様を象徴する、白梅を中心に約300本もの梅の木が植えられており、訪れた参拝客をもてなします。

例年ですと2月から3月にかけて文京花の五大まつりのひとつとして、「文京梅まつり」が盛大に開催されます。
2021年は、「湯島天神観梅会」として開催が予定されていましたが、残念ながら中止となってしまいました。

  • 住所: 東京都文京区湯島3-30-1
  • 開花時期:2月上旬~3月上旬
  • 営業時間:
  • 料金:無料
  • アクセス:

 千代田線・湯島駅3番出口より徒歩2分
 銀座線・上野広小路駅より徒歩5分
 丸の内線・本郷3丁目駅より徒歩10分
 JR山手線・京浜東北線・御徒町駅より徒歩8分
 大江戸線・上野御徒町駅A4出口より徒歩5分

神奈川県でおすすめの梅の名所2選

神奈川県の梅の名所は、梅とともに絶景を楽しむことができるのが魅力です。

【小田原市】曽我梅林

梅の名所 曽我梅林

別所、中河原、原という3つの地からなる「曽我梅林」は、約3万5千本の梅が咲き誇る、関東屈指の梅の名所です。東京からでも日帰りで訪れることができる距離ながら、富士山と箱根の山々を背景にしたロケーションは絶景そのもの

2021年2月8日(月)から28日(日)の21日間にわたり、「小田原梅の里さんぽ」が開催中。
農道や歩道をのんびち散策しながらのお花見を楽しみましょう。
例年のような獅子舞などのイベント、飲食関連の出店はありませんが、梅干し・柑橘類・干物といった小田原ならではの特産物の販売があります。

  • 住所:小田原市曽我別所ほか
  • 開花時期:2月初旬~
  • 営業時間:午前9時~午後5時※11月と12月は午後4時30分 まで
  • 料金:
  • アクセス:曽我梅林へはJR下曽我駅徒歩10分・梅まつりの会場へはJR下曽我駅徒歩15分、東名高速大井松田ICから車で15分
  • 公式HP:https://soganosato.com/

【横須賀市】田浦梅の里

梅の名所 田浦梅の里
@https://www.cocoyoko.net/spot/umenosato.html

2,000本以上の紅白の梅が咲く「田浦梅の里」は、「かながわ花の名所100選」にも選ばれている三浦半島唯一の梅林です。
広大な田浦緑地の一角の最も標高の高い場所に位置するため、芝生広場は海を背景に梅の花を楽しむことができるロケーションは、三浦半島の梅林ならではのお楽しみです。
さわやかな絶景と梅の香りで、リフレッシュできそうですね。

毎年「田浦梅林まつり」が行われ、多くの梅観客でにぎわいます。

  • 住所:横須賀市田浦泉町92
  • 開花時期:2月中旬~3月中旬
  • 営業時間:
  • 料金:無料
  • アクセス:JR横須賀線・田浦駅より徒歩約30分
  • 公式HP:https://taura.y-parks.jp/

埼玉県でおすすめの梅の名所2選

埼玉県からは、日本三大梅林と関東随一のロケーションを誇る梅の名所をご紹介。

【越生町】越生梅林

梅の名所 越生梅林

越生といえば「梅林」と言われるほどの知名度を誇る「越生梅林」は、「関東三大梅林」の1つにも数えられています
その歴史はたいへん古く、なんと、1350年頃にまで起源がさかのぼるのだそう。
約2haの広さのがあり、白加賀・紅梅・越生野梅など約1,000本の梅の木が植えられています。梅林周辺も含めると、開花ピーク時には約2万本もの梅の花の競演を見ることができます。
樹齢約650年を超える古木「魁雪」は必見です。

毎年恒例の、「越生梅林梅まつり」でですが、今年は2月13日(土)から3月21日(日)まで規模を縮小して開催しています。
イベントをはじめ、名物の梅林のなかを走るミニSLの運行などは休止となっています。

梅酒時間スタンプ(すご~い)

【長瀞町】宝登山ロウバイ園

梅の名所 宝登山ロウバイ園
@https://www.nagatoro.gr.jp/robaien/

標高497メートルの宝登山山頂にある「宝登山ロウバイ園」は、関東随一のロケーションが魅力です。
黄色い花を可憐に咲かせるロウバイの木々の背後には、遠く秩父の町並みや秩父のシンボル「武甲山」といった絶景が広がります。
蝋梅は、英名を「Winter Sweet(ウィンタースウィート)」といいますが、その名のとおり濃厚で甘い香りに魅了されること間違いなしです。

同じく山頂にある「梅百花園」では、約170品種もの紅白の梅を楽しむことができます。
東ろうばい園では、2月28日までの土日祝にロウバイのライトアップが行われています。

  • 住所:宝登山頂
  • 開花時期:12月下旬から2月下旬
  • 営業時間:
  • 料金:
  • アクセス:

 徒歩 60分(ハイキングコース利用)
 徒歩+ロープウェイ 25分
 (ロープウェイ 大人490円、子供250円/片道)

千葉県でおすすめの梅の名所2選

千葉県からは、少し個性的な梅の名所をご紹介します。

【成田市】成田山公園

梅の名所 成田山公園
@https://www.naritasan.or.jp/2021/02/03/17455/

日本の玄関口成田にあり、日本屈指の初詣スポットとしても名高い「成田山新勝寺」
その境内には、東京ドーム約3.5個分にもおよぶ広大な「成田山公園」があり、梅・桜・藤・紅葉など、四季折々の景色を楽しむことができます。

梅の名所としても知られており、シーズンには平均樹齢50年を超える約500本の紅梅や白梅が咲き誇ります。

恒例の恒例の「成田の梅まつり」ですが、規模を縮小しながらも2月20日(土)~3月7日(日)に開催されます。

  • 住所:千葉県成田市成田1
  • 開花時期:2月中旬~3月中旬
  • 営業時間:
  • 料金:
  • アクセス:京成電鉄京成成田駅・JR線成田駅より徒歩10分
  • 公式HP:https://www.naritasan.or.jp/

【横芝光町】坂田城跡・梅林

梅の名所 坂田城跡・梅林
@http://yokoshibahikari-kankou.com/

坂田城跡にある梅林は1,000本の梅の木を有する千葉県最大級の梅林です。
この梅林は、観賞用というわけではなく、農家の方が梅の出荷用に栽培しているものなのだそう。しかしながら、可憐な白い花が満開に咲く様子は圧巻です。
もしかしたら、梅酒用の梅としても活用されているかもしれませんね。

毎年恒例の「坂田城跡 梅まつり」では、梅の鑑賞はもちろん、梅農家による手作りの梅加工品や漬物の販売も楽しみのひとつ。
週末は菜雑煮がふるまわれるなどイベントも満載です。2021年はあいにく中止となりましたが、いつか訪れてみたいですね。

  • 住所:
  • 開花時期:2月下旬~3月下旬
  • 営業時間:
  • 料金:
  • アクセス:千葉東金道路松尾横芝ICから車で約10分、JR総武本線横芝駅から徒歩約45分・バス(横芝光号成田便 )約7分
  • 公式HP:http://yokoshibahikari-kankou.com/

まとめ

お花見といえば桜がメジャーですが、奈良時代には桜よりも梅が主流だったのだそう。
「万葉集」にも、梅が詠まれた和歌が数多く登場します。
厳しい寒さがゆるむ頃に可憐な花を咲かせる梅とその香りに、人々は今も昔も変わらず、春の訪れのよろこびを感じているのですね。

今回ご紹介したように、関東には多くの歴史ある梅の名所があります。
お花見はいつも桜、という方も梅の魅力を探りにおでかけしてみてくださいね。