2021年2月26日

梅を目でも楽しむ。梅の名所スポット18選【関西編】

梅を目でも楽しむ。梅の名所スポット18選【関西編】

2月から3月にかけては梅の開花シーズンです。
梅は花期が長く、咲き始めから見頃、散りゆく姿などの段階的な移り変わりを、様々な梅林や梅園で楽しむことができます。

今回は美味しい梅酒を作り出してくれる、梅酒好きなら一度は訪れたい関西の梅の名所をご紹介します。

滋賀県でおすすめの梅の名所3選

まずは湖の都、歴史ある滋賀の梅の名所をご紹介します。

【滋賀】叶匠寿庵・寿長生の郷(すないのさと)

梅酒時間_梅の名所_寿長生の郷
©https://kanou.com/gnaviplus/sunainosato-news/detail/umematsuri2021/

昭和33年創業の滋賀の老舗和菓子店「叶匠寿庵」
その本社敷地内に梅林「寿長生の郷」があります。
毎年2月末から3月にかけて「花の宴 梅まつり」が開催され、約1,000本のかぐわしい城州白梅を楽しむことができます。
城州白梅とは、京都府城陽の青谷地区で作られる、大粒で果肉が厚く芳醇な香りが漂う梅です。“この希少な梅で菓子を作りたい”という叶匠寿庵創業者の想いから自社栽培の梅林が開かれました。

梅まつりでは期間限定の梅菓子や限定メニューが食べられるほか、コンサートや陶芸体験などのイベントでにぎわいます。

  • 住所:滋賀県大津市大石龍門4-2-1
  • 開花時期:2月下旬~3月下旬
  • 営業時間:10:00~17:00 水曜日定休
  • 料金:入園無料
  • アクセス:JR石山駅よりシャトルバスで30分
  • 公式HP:https://kanou.com/gnaviplus/sunainosato/

【滋賀】石山寺

梅酒時間_梅の名所_石山寺

源氏物語の紫式部縁の花の寺といわれる「大本山石山寺」
こちらの3つの梅園で見られるのは、一面に咲き誇る合計400本の梅です。

毎年開花シーズンになると「石山寺梅つくし」が開催され、梅園の梅と同時に境内に約100本の梅の盆栽が展示されます。
また石山寺界隈においては、梅にちなんだ料理や菓子などが楽しめる「梅のおもてなし」も同時開催されます。

  • 住所:滋賀県大津市石山寺1-1-1
  • 開花時期:2月中旬~3月中旬
  • 営業時間:8:00~16:00
  • 料金(入山料):一般 600円 小学生 250円
  • アクセス:JR石山駅より京阪電車で10分 京阪石山寺下車徒歩約10分
  • 公式HP:https://www.ishiyamadera.or.jp/

【滋賀】彦根城

梅酒時間_梅の名所_彦根城

天守が国宝に指定される滋賀の名所「彦根城」には約450本の紅梅や白梅が咲き誇ります。1950年、新日本観光地百選に選ばれた際に、かつて公儀御用米の米蔵があった場所に記念植樹された梅林です。

毎年3月下旬には、数日間だけ彦根城大手門梅林一帯がライトアップされる「ひこね梅あかり」が開催されます。
県内高校吹奏楽部による演奏会や、フードカーによる近江食材を使った料理がふるまわれます。

  • 住所:滋賀県彦根市金亀町1-1
  • 開花時期:3月中旬~3月下旬
  • 営業時間:8:30~17:00 無休
  • 料金(彦根城・玄宮園入場料):一般 800円 小中学生 200円
  • アクセス:JR彦根駅より徒歩約15分
  • 公式HP:https://www.hikoneshi.com/jp/castle/

京都府でおすすめの梅の名所5選

古都京都の梅の名所では、歴史的建造物など情緒あふれる景観の中で美しい梅花見を楽しめます。

【京都】北野天満宮

梅酒時間_梅の名所_北野天満宮

50種、約1,500本の梅がある全国屈指の景勝地「北野天満宮梅苑」は、毎年開花シーズンを迎えると多くの観梅客でにぎわいます。

本殿前には、平安時代に菅原道真公が育てたといわれる飛梅の種を受け継ぐ唯一の梅が植わっており、2月末には菅公を偲ぶ神事「梅花祭」も行われます。また、期間中の2月末から3月にかけての週末にはライトアップが施され、夜間観梅が楽しめます。

  • 住所:京都府京都市上京区馬喰町
  • 開花時期:2月上旬~3月下旬
  • 営業時間:9:00~16:00 ※ライトアップ公開期間 日没~20:00
  • 料金(梅苑公開時・茶菓子付き):中学生以上1,000円・小学生500円
  • アクセス:JR京都駅よりバス約30分、北野天満宮前下車すぐ
  • 公式HP:https://www.kitanotenmangu.or.jp/

【京都】梅小路公園

梅酒時間_梅の名所_梅小路公園

京都駅から徒歩圏内にあり、園内に京都水族館京都鉄道博物館もある人気レジャースポット「梅小路公園」
この園内東南側には「梅こみち」といわれる14種140本の梅が咲く梅林があり、1月中旬ごろから濃紅、薄紅、白の花が順次香り高く咲き始めます。

2月下旬から3月初旬にかけては梅まつりが開催されます。
※2021年度は中止ですが、開花期間中は梅林が開放されています。

  • 住所:京都府京都市下京区観喜町56-3
  • 開花時期:2月中旬~3月上旬
  • 営業時間(梅まつり開催時):10:00~15:00
  • 料金:無料
  • アクセス:JR京都駅より徒歩約15分・JR梅小路京都西駅よりすぐ
  • 公式HP:http://www.kyoto-ga.jp/umekouji/

【京都】下鴨神社

梅酒時間_梅の名所_下鴨神社

正式名称を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)という「下鴨神社」。鴨川下流に祀られていることからそう呼ばれています。
下鴨神社の境内を流れる御手洗川には輪橋(そりはし)と呼ばれる朱色の橋がかかっており、2月になるとその袂にある美しい紅梅の木を見に多くの人が訪れます。

江戸時代の画家・尾形光琳が描いた国宝「紅白梅図屏風」のモデルといわれることから、この紅梅の木は光琳の梅と呼ばれ親しまれています。

  • 住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
  • 開花時期:2月上旬~3月上旬
  • 営業時間:6:30~17:00
  • 料金:無料
  • アクセス:JR京都駅よりバス約30分、下鴨神社前下車すぐ 京阪出町柳駅より徒歩約10分
  • 公式HP:https://www.shimogamo-jinja.or.jp/

【京都】城南宮

梅酒時間_梅の名所_城南宮

京都市伏見にある「城南宮」社殿の西にある「春の山」では、毎年2月中旬から3月にかけて紅白、薄紅色のしだれ梅合計150本と、50品種300本の椿が咲き誇る「しだれ梅と椿まつり」が開催されます。

咲き始めから満開、散り始めの数日間の花びらの絨毯と、段階的な見応えある梅の花の移り変わりとともに春の訪れが感じられます。

  • 住所:京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
  • 開花時期:2月中旬~3月中旬
  • 営業時間:9:00~16:30
  • 料金(神苑拝観料):一般 600円・小中学生 400円
  • アクセス:地下鉄竹田駅より徒歩約15分
  • 公式HP:http://www.jonangu.com/

【京都】二条城

梅酒時間_梅の名所_二条城
©https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/introduction/shiki/

世界遺産「元離宮二条城」には、様々な品種の梅がおよそ100本植えられた梅林があり、名所として知られています。

紅梅をはじめ、白梅に桃色梅、しだれ梅や、1本の木に紅白の花をつける源平咲き分けといった珍品種などが順次見頃を迎えます。
毎年地元住民とともに収穫される梅の実は商品として加工され、販売収益が二条城に寄付されています。

  • 住所:京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
  • 開花時期:2月中旬~3月下旬
  • 営業時間:8:45~16:00 12月29日~31日休
  • 料金(入場料):一般 620円・高校生以下 無料
  • アクセス:地下鉄二条城前駅より徒歩すぐ
  • 公式HP:https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/
梅酒時間スタンプ(かんどう)

大阪府でおすすめの梅の名所4選

大阪の梅の名所も、北から南まで点在しています。ご紹介しましょう。

【大阪】大阪城

梅酒時間_梅の名所_大阪城
©https://www.osakacastlepark.jp/flower/plum_grove.html

桜の名所として知られる「大阪城」
実はその内濠東側にある梅林は、およそ1.7ヘクタールの広さを持つ梅の名所でもあります。

100品種超、約1,270本の梅が植えられており、早咲きが見頃を迎える頃に中咲きの品種が咲き始めるなど、1月から3月にかけて常に早春の梅花見が楽しめます。

【大阪】万博記念公園

梅酒時間_梅の名所_万博記念公園
©https://www.expo70-park.jp/flower/43838/

「万博記念公園」内の梅林も大阪の梅花見の名所となっています。
公園内の自然文化園には約120品種・600本日本庭園の梅林には約40品種・80本の梅の木があり、様々な種類の梅の花を楽しむことができます。

2月中旬から3月中旬にかけて開催される梅まつり期間中には盆梅展展示ワークショップなど様々なイベントも開催されます。
自然文化園梅林内では約30分の梅のネイチャーガイドが開催される日もあります。

  • 住所:大阪府吹田市千里万博公園1-1
  • 開花時期:1月下旬~3月中旬
  • 営業時間:9:30〜17:00 水曜定休
  • 料金:無料(日本庭園・自然文化園共通券:一般260円・小中学生80円)
  • アクセス:大阪モノレール万博記念公園駅、または公園東口駅より徒歩約10~20分
  • 公式HP:https://www.expo70-park.jp/

【大阪】道明寺天満宮

梅酒時間_梅の名所_道明寺天満宮

約1万坪の境内に80種800本ほどの梅が植樹されている「道明寺天満宮」
その本殿裏梅園は大阪みどりの百選にも選ばれています。
参拝者の目の高さに梅の木が剪定されているので、豪華絢爛な梅の花が間近で楽しめます。

毎年2月中旬から3月中旬には梅まつりが開催され、期間中は盆梅展のほか様々な奉納行事野点等が行われるのも魅力です。

  • 住所:大阪府藤井寺市道明寺1-16-40
  • 開花時期:1月中旬~3月中旬
  • 営業時間:9:00〜17:00 無休
  • 料金:無料
  • アクセス:近鉄道明寺駅より徒歩3分
  • 公式HP:http://www.domyojitenmangu.com/

【大阪】金熊寺梅林

梅酒時間_梅の名所_金熊寺
※イメージ画像です

泉州最大級の梅林「金熊寺梅林(きんゆうじばいりん)」
泉南市の山間部、東信達地区にあり、大物政治家・原敬も訪れるなど、古くから梅の名所として知られています。
開花シーズンには、梅林近隣にある個人宅の盆梅庭園が無料で公開されることもあります。

また、金熊寺の梅干は肉厚で種が小さく良質、梅酒は甘みがあり上品な味だと好評を得ています。
※2021年は公開中止になっています。

奈良県でおすすめの梅の名所3選

京都とともに風情あふれる景観が楽しめる奈良。
奈良県三大梅林といわれる景勝をはじめ、数々の梅花見スポットがあります。
ご紹介しましょう。

【奈良】月ヶ瀬梅渓

梅酒時間_梅の名所_月ヶ瀬梅渓

奈良県三大梅林のひとつ「月ヶ瀬梅渓」
関西屈指の梅林として有名なスポットで、大正11年に国の名勝地に指定されています。
五月川の渓谷沿いに植わる約1万本の美しい梅は圧巻の眺望です。

2月中旬から3月末にかけては毎年梅まつりが開催され、写真展パネル展なども開催されます。

  • 住所:奈良県奈良市月ヶ瀬長引21-8
  • 開花時期:2月中旬~3月下旬
  • 営業時間:常時開放
  • 料金:無料
  • アクセス:JR月ヶ瀬口駅よりタクシーで約20分
  • 公式HP:https://tsukigase-kanko.or.jp/

【奈良】賀名生梅林

梅酒時間_梅の名所_賀名生梅林

五條市にある奈良県三大梅林のひとつ、約30ヘクタールの「賀名生梅林(あのうばいりん)」
早春になると、丘陵から麓までを覆うように純白や淡紅色の花を咲かせる2万本もの梅の木が、まるで雲海のように幻想的な風景を作り出します。

700年前の南北朝時代から梅の名所であったと推測されており、明治の初め頃からは果実の収穫を目的としても栽培され始めました。
南高、白加賀、林州などの品種があり、6月に梅の実の収穫期を迎えます。

  • 住所:奈良県五條市西吉野町
  • 開花時期:2月下旬~3月下旬
  • 営業時間:常時開放
  • 料金:一般 600円・小中学生 400円
  • アクセス:JR五条駅よりタクシーで約20分
  • 公式HP:https://www.city.gojo.lg.jp/kankou/shizen/1/3932.html

【奈良】広橋梅林

梅酒時間_梅の名所_広橋梅林

奈良県三大梅林のひとつ「広橋梅林」
広橋峠北側の斜面に約5,000本の梅が植えられ、2月下旬頃から3月にかけて、紅白、薄桃、一重咲き、八重咲きなど様々な種類の梅が見頃を迎えます。金剛葛城両山大和平野を見渡せる素晴らしい眺望と、散策道が整備されているのでハイキングがてら楽しめるのもおすすめポイント。
青梅が実る初夏もおすすめです。

毎年3月中旬の日曜日に梅の里山まつりが開催されます。
※2021年は開催されません。

  • 住所:奈良県吉野郡下市町広橋
  • 開花時期:2月下旬~3月下旬
  • 営業時間:常時開放
  • 料金:無料
  • アクセス:近鉄下市口駅よりバスで約20分、広橋峠下車徒歩すぐ
  • 公式HP:https://www.town.shimoichi.lg.jp/0000000188.html

和歌山県でおすすめの梅の名所3選

最後に、日本一の梅の産地・和歌山の梅の名所をご紹介します。南部を中心に、この時期だけの見応えある梅林が点在。毎年1月下旬から3月上旬にかけて開園され、2月中頃に見頃を迎えます。

【和歌山】南部梅林

梅酒時間_梅の名所_南部梅林

一目百万香り十里と称され、日本最大級の広さを誇る日本一の梅の里「南部梅林(みなべばいりん)」
一目で100万本にも見える見栄えで、香りの高さは十里先まで届くほどと呼び声高い通り、一帯に梅の香りが薫る名所です。27種類約8万本もの梅が植えられており、1年のうち約1か月だけの開花シーズンのみ開園しています。
ペット同伴で入園でき、毎年開園期間中には様々なイベントが開催されます。
※2021年は開催されません。

みなべ町で収穫される南高梅は、言わずと知れた超一流のブランド品種です。

  • 住所:和歌山県日高郡みなべ町晩稲地内
  • 開花時期:1月下旬~3月上旬
  • 営業時間:8:00~17:00
  • 料金:中学生以上 300円・小学生 100円
  • アクセス:JR南部駅よりタクシー約10分
  • 公式HP:https://minabebairin.com/

【和歌山】紀州田辺梅林

梅酒時間_梅の名所_紀州田辺梅林
©http://www.tanabe-kanko.jp/event/kanbai/

一目30万本と称され、田辺市を代表する梅林「紀州田辺梅林」
標高400mの大蛇峰をはじめとする山々に囲まれた石神地区にあり、近畿屈指の標高300mを誇る梅林です。
整備された遊歩道から大蛇峰展望台に昇れば、広大な梅畑と太平洋がコラボした絶景が見られます。

毎年開園時期に合わせて数々のイベントが行われます。
※2021年は開催されません。

【和歌山】紀伊風土記の丘

梅酒時間_梅の名所_紀伊風土記の丘
※イメージ画像です

和歌山県は南部に梅の産地が集中していますが、紀北でも梅の名所はあります。
和歌山市内にある、岩橋千塚古墳群の保全のために1971年に開館された施設「和歌山県立紀伊風土記の丘」
こちらの園内の花木園周辺にある梅林で梅が観賞できます。

例年、紅梅、白梅の順に花を咲かせ、2月中頃に見頃を迎えます。

  • 住所:和歌山県和歌山市岩橋1411
  • 開花時期:2月上旬~3月上旬
  • 営業時間:9:00~16:30
  • 料金:一般 190円・大学生 90円・高校生以下無料
  • アクセス:JR和歌山駅よりタクシーで約10分
  • 公式HP:https://www.kiifudoki.wakayama-c.ed.jp/

まとめ

早ければ1月から咲き始め、2月から3月にかけて段階的に見頃を迎える梅。
関西には、自然や文化財とともに楽しめるスポットがたくさんあります。

2021年は梅まつりは中止となる所が多いですが、例年は様々なイベントが楽しめます。
6月に収穫される梅の実を楽しみに、桜の前に梅花見で一足先に春を感じてみませんか?