2022年8月11日

梅にまつわるあれこれ。

梅にまつわるあれこれ。

はじめに。

梅って我々日本人には季節の花としても食用としても身近にあります。
でもその歴史やまつわる話って全然知らなかったり。

かくいう私もさっぱりわからないことばかり。
調べてみると歴史やその背景を知ることができました!

今日はそんな梅にまつわる色んな話ちょこっとだけしていきます。

1.花言葉

まずは花言葉。
梅全般の花言葉は『高潔』『忠実』『忍耐』

愛らしい見た目だけでは想像できないな~って感じですが、
寒く厳しい季節を耐え抜き花実をつける梅にぴったりの花言葉ですね。

また色毎にも花言葉の意味が変わったりするようです。

赤花⇒『忠誠』
白花⇒『気品』『厳かな美』
桃花⇒『清らかさ』

なんと梅の花言葉は東洋発祥のようです。
中国文化を描く一面として西洋では題材に梅の花が多く描かれていました。

日本の花が桜であれば、中国の花のイメージは梅のようです。

2.ことわざ

割と口にしたことあることけど正しく認識していないイメージがあるのがことわざのイメージです…。
なので、今度は梅にまつわることわざです!

「塩梅」、よく耳にする言葉ではありますね。
もとは料理に使われていた言葉だそうです。
「塩と梅酢」。あまり食文化が進んでいない時代、
食酢がなかったので梅酢を使っていたことからできた言葉ですね。

また「梅はその日の難逃れ」ってことわざ知っていますか?
「その日一日難を逃れることができる」というそのままの意味なのですが
由来は昔から病気の予防に使用されていたことから転じてこのように表現されているのです。

3.花言葉の由来

また花言葉に戻ってきましたが花言葉の由来が
日本には伝説として残っているの知っていますか?
その有名な伝説とは「飛梅伝説」

飛梅伝説は、学問の神様として祀られる菅原道真公がいらっしゃる
大宰府天満宮のご神木の白梅にまつわる逸話です。

“道真は、京で帝に仕えていましたが、権力争いに負けて九州へ左遷されます。
平安京の自宅の庭木をこよなく愛していた道真は、
桜と松と梅との別れを惜しみ和歌を残します。

「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春なわすれそ」

現代語にするとこんな感じです。

“梅よ、主人がいなくなっても、
春がきたら忘れずに芳しい花を咲かせておくれ”

庭木にも主人の気持ちが通じました。

桜は別れの悲しみに打ちひしがれて枯れてしまいます。

松と梅は空を飛んで主人の後を追いました。
松は途中で力つきますが、梅は大宰府までたどり着き、
以後主人の生涯に寄り添いました。”

この話が元になり、『忠実』という花言葉がついたと言われています。
白梅の忠義の心には在りし日の日本の志を感じますね。

さいごに。

以上いかがだったでしょうか?
梅についてすこ~しだけ掘り下げることが出来たでしょうか?

身近にあっても知らないことがたくさんある世の中で、
ちょっとでも梅に興味を持っていただければ幸いです。

この記事を書いた人:waka

怠惰と娯楽を愛する20代です。
まだまだいろんなことについて模索、勉強中。
等身大で私なりの表現でお伝えしていきます。